ケダモノのすすめ
内なる野性にしたがい日々を生きる男の独り言

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ベッカム再考

僕のうちはテレビを観ない。うちのテレビはビデオとDVDを見るモニターとして使われている。うちの子供はよそで観ない限りテレビを観ることがない。
したがって、テレビが発信してくる価値観の醸成から免れている。これは大きい。

数年前、ある会合に出かけていったときの話。

この人たちがしきりに「ベッカム」という言葉を口にしている。
そこで僕は「ベッカムって何ですか?」と訊いてみた。

一瞬の沈黙後、「えっ、ベッカム知らないんですか?」と言われた。
本当に知らなかったので「はい」と答えた。

すると突然そこにいた全員が大爆笑を起こし、
「ベッカム知らない人がいるよ?」とひと盛り上がりされてしまった。

そこで僕はあらためて「ベッカム」について訊いてみた。
彼らの話を総合すると「ベッカム」というのは要するに
「イギリス人で、サッカー選手で、かっこいい」ということらしい。

そこで僕は彼らに訊いてみた

「普段はどういう人なのか?何故サッカーを始めたのか?子供のときの夢は?どんな哲学を持っているのか?等々」

すると誰も答えられない。

よくよく訊いてみると、誰も「ベッカム」に会ったこともないし、直接、サッカー場で彼のプレイを観たこともないということが判明した。

要するに彼らはテレビから繰り返し発信される「イギリス人で、サッカー選手で、かっこいい」という「ベッカム」のイメージを共有しているだけなのだ。

「人は他人の欲しがるものを欲しがる」
この「習性」を利用して市場経済は成り立っている。
広告は人に欲しがらせるためにあらゆることをするが、原則はたった三つだ。

1属性 (イギリス人)を提示する。
2機能 (サッカー選手)を大量に配信する。
3形容詩 (かっこいい)を強調する。

ホップ・ステップ・ジャンプでものを売る。
これが広告技法の基本。
メディアリテラシーが公共教育の中に存在しない日本では、
この程度のことでみんなだまされる。

テレビや中刷り広告や雑誌などから繰り返し、「ベッカム」という言葉が発射され続けると、「ベッカムはかっこいい、だからベッカムの名前やイメージを使った商品やサービスを手に入れると、あなたもベッカムのようにかっこよく(美しく)なれるかもしれない」という共通了解のようなものをある期間生みだすことができる。

実際のベッカムは確かにかっこいいのだろう。でもその「かっこよさ」は彼の資質や長年の努力等、様々な要素から彼自身が生み出したものだ。

それはお金で買えるようなものではない。
お金で買えるものは「交換」出来るものだけだ。

今、僕の周りでベッカムを話題にしている人はいない。
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空を見上げて


僕の長女が夏空を見上げながら一人言。。

あ、お父さん、葉っぱがぐるぐるダンスしてるよ。きれい!
あ、カラスも雲の中でぐるぐるダンスしてる。
あれはね、お父さんと拓ちゃん(一緒にやってるドラマー)だよ! 
雲の中でギター弾いたり太鼓叩いたりしてるんだよ!
あ、みんな集まって来た!
音楽会の始まり始まり?。
あ、蝶々の佐藤が来た。
何で蝶々だけ名字なんだ?(父)
蝶々は名字って感じじゃない!
蝶々もどんどん音楽会のほうに上っていくよ。
みんなでぐるぐる踊るんだね。

そうだ生きてる限りみんなぐるぐる踊り続けるんだよ。
死んでからもぐるぐる踊り続けるのかもしれない。
広い空を見上げながら、何故かそう思うのだった。

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プロフィール

榎田竜路

Author:榎田竜路
Musician、Glocal Media Producer、真荷舟、Earth Voice Project代表社員、NPO横浜アートプロジェクト理事長、NPO映像情報士協会理事長、北京電影学院客員教授、Rainmaker Project代表、身体感覚技法追求。「野生と感性と知性を一つにして地球の未来に貢献します」

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