ケダモノのすすめ
内なる野性にしたがい日々を生きる男の独り言

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よい番組と思えるものに出逢えた

僕は普段はTVを観ない。
それは子供達のためにというのが大きい。

見せたいものを選択し見せたくないものを排除するということが、今のテレビ放送の構造上できない。だからうちにはアンテナもチューナーもない。

しかしそれはまたほんのわずかではあるが存在する素晴らしいプログラムとの出逢いの機会を消失させることでもある。


4月に、帰省先でたまたま二つのNHKの良い番組に遭遇した。

母が観ている大河ドラマ(俳優の声がひどい)につき合っているうちにNHKスペシャルが始まってしまった。田中眠氏のナレーションによるアマゾン奥地に住む限りなくプリミティヴな生活を送る部族のドキュメンタリーだった。

ヤノマミ族というアマゾンの奥地で1万年以上、独自の文化と風習を守り続けている部族がいる。

衣服はほとんど着用しない、シャーマニズ、集団でのサル狩り、白蟻に遺体を食べさせて送る埋葬、茅葺きと木で出来た円形住居による集団生活、女だけの出産。

原始の記憶を呼び覚まされるような作品。
動物としての人間、そして動物とはかけ離れた存在としての人間という両義性を改めて考えさせられる作品だった。

女達は出産後、その子供を育てるか精霊として地に返すかの選択を自ら行なう。好きな時に眠り、誰憚ることなくセックスして、腹が減ったら狩りに行く。全ては共有で笑みが絶えない。

ヤノマミ族の生き方は「自然と共に生きる」ということの究極の姿のひとつだと思う。

「自然と共に生きる」ということの凄みを突きつけられて価値観が揺らぐような気持ちになるのと同時に、人間の生き方の多様性とその豊かな可能性に目を開かれるような爽快な気分も芽生えた。

どう生きたっていいのだ。
本当に。

坦々と目の前に起こることを撮影し、「こちら側」の価値観による定義付けを排した作品作りに好感を持った。


二つ目の番組。

鶴見俊輔氏がNHKの番組に出ていた。
ETV特集「鶴見俊輔 ?戦後日本 人民の記憶?」


「永遠の感覚は生きている感覚の一部としてある」
これは名言だと思った。

「魂は永遠だから、死を悲しむ必要はない」とうそぶく人が稀にいる。
僕も魂は永遠だと思っている。
しかし、だからといって死を悲しまないという事は無い。

考えてみて欲しい。
「永遠」というもの程悲しいものがあるだろうか?

その悲しみは人である限り永遠について回る宿命のようなもの。

だから僕は嬉しいことをたくさん作って行くような生き方をしていきたいと思う。

いずれにしても見事な作品たちだった。
テレビも悪くないという危険な思想に取り付かれそうだ(笑)

そして今、こういう映像をどんどん作っていきたいという欲望に僕は苛まれている。
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プロフィール

榎田竜路

Author:榎田竜路
Musician、Glocal Media Producer、真荷舟、Earth Voice Project代表社員、NPO横浜アートプロジェクト理事長、NPO映像情報士協会理事長、北京電影学院客員教授、Rainmaker Project代表、身体感覚技法追求。「野生と感性と知性を一つにして地球の未来に貢献します」

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