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ケダモノのすすめ
内なる野性にしたがい日々を生きる男の独り言

同調原理に従うことでコミュニケーションは進化する

人は物語に同調することで納得するように出来ている。

復興支援メディア隊のインタヴュー映像は多くの人の共感を得る。
http://ramediateam.org/

我々の映像は何の意図もなければ演出もない。
いいたいことを存分に言ってもらう。
それが我々、復興支援メディア隊のスタイルだ。
故に画面の中の人の姿や言葉が直接観る人の中に「真実」を生み出すことになる。

真実というのは関係性の中にある。
事実は客観だが、真実には主観の要素が入ってくる。

事実は一つだが真実は人の数だけある。
だからコンテンツ産業というものが成り立つのだが。。

まあ、それは置いといて、

僕はいろいろな地域の情報運用をサポートする仕事もやっているのだが、最近、気付いたことがある。

地域の人達というのは自分たちの情報を「発信」することで、
観光誘致したり、物産の販売を促進したりしたいと考えている。

それは基本的には間違っていない。

しかし彼らが決定的に間違っているところがある。

それは「発信」したいのであれば、
まず「受信」する能力を高める必要があるということに全く理解がないということだ。

僕の生徒達は平均DVDを5000枚は持っている。
映画人を目指す人間なら当然だろう。
その他、音楽や文学、世界の文化等を徹底的に学ぶ所からそれは始まる。

まず自分の受信力を高める。
これが何よりものスタートとなる。

ところがうまくいっていない地方の人間程、
発信ばかりを考えて受信のことを考えていない。

要は、「一月に何回旅行に行きますか?一週間にどれくらいよその地域の食料を取り寄せて食べてますか?親しい友人がどれくらいの地域にまたがっていますか?彼らはいつでもあなたを助けてくれますか?」
といったような設問にしっかり答え、合格点をとってから僕に助けを求めて欲しいということだ。

自分はほとんど旅行に行かないくせに、なんで自分たちの所ばかりに旅行に呼べるんだよ??? それってエゴじゃない???
という簡単な事実に気付くだけで、いろいろ変わってくると思う。

日本全体が移動し合って、出会って、学び合って、文化を生み出していく。
これが未来の旅の形。そういう大きな枠組みも睨みながらやっていかなければならないでしょうね。

そのためには「受信力」を高めるプログラムをキチンと実践するしかない。
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プロフィール

榎田竜路

Author:榎田竜路
Musician、Glocal Media Producer、真荷舟、Earth Voice Project代表社員、NPO横浜アートプロジェクト理事長、NPO映像情報士協会理事長、北京電影学院客員教授、Rainmaker Project代表、身体感覚技法追求。「野生と感性と知性を一つにして地球の未来に貢献します」

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