大切に思う人がいてもそれを態度で示さなければその「気持ち」は決して届く事はない。
昔、アランの幸福論を読んでいたら面白い一節に出会った。
それは、おおよそ次のような内容だったと思う。
「幸福だから笑うわけではない。むしろ、笑うから幸福なのだと言いたい」
私の経験上、態度に表す事で物事は現実化していく。
思っているだけじゃダメ。
感じてるだけでもダメ。
考えているだけじゃ話にもならない。
とにかく態度に表す事。
それは他人に伝えるためというより、むしろ自分の自覚を高めるために必要なのだ。
そうすれば自分を態度でコントロール出来るようになる。
私の印象は私の態度が作る。
私の能力は私の態度が育てる。
私の人生は私の態度が拓く。
態度というものは単純ではないので、良い態度、悪い態度というように単純には測れない。
一見、態度が悪そうな人が愛される事はよくある話。
態度というのは不思議に深い。
「幸せなら手を叩こう」ではなく、
「手を叩いて笑いましょう」というのが幸福への道なのかもしれない。
幸福は環境より態度が決める割合の方が遥かに大きい。