「出し惜しみをする奴は伸びない」
とある日、ダン先生が言った。
でも先生、そんな事してたら損したり馬鹿を見たりするんじゃないですか?と僕は反論した。
「それはお前のやり方が稚拙だからだ。出し惜しみしないためには作法を身につける必要がある」
「作法?」
「お前の所作をまとめる事が作法だよ」
「所作をまとめる?」
「感覚を発揮させるための型に入る事だ」
「型?」
あれは20代後半の私。
身体を壊し、稽古に出る時以外は完全に引きこもっていた私。
誰にも理解されず孤独に苛まれていた私。
型の冒険が始まり、
人生は豊かに運動し始め、
艱難辛苦が肥やしとなり、
立派なケダメンになった(笑)
出し惜しみはしない。
と言うより出し惜しみなど出来ない身体になった。
出し惜しみ=ウンコタレブー。
ウンコタレブーな人達はウンコタレブー故にウンコタレブーな人生を送る。
出し惜しみせず、全力発揮して能力を上げていく作法ほど今の日本人に必要なものはない。
俺はいつでも全力発揮。
愛でよろしく。