
僕も以前そうだった。
過ぎたことにくよくよし、見えない未来にいらだっていた。
僕は20代のほとんどを身体の不調との戦いに費やした。
僕は一人っ子でしかも実家が商売をしていたので、
社員のみんなは僕を当然父の跡を継ぐものと期待していた。
しかし僕の中の声は、「これはお前の仕事ではない」と響き続ける。しかも身体の状況は日々最悪の方に向かっていく。
そういった様々なプレッシャーが僕を追いつめた。
それを救ったのは整体協会身体教育研究所所長の野口裕之先生との出会いだった。
ある日僕は先生に訊いてみた
「先生、身体ってどうやったらよくなるんですか?」
それに対して先生はこう答えた
「簡単だよ。自分の中に元気なところを見つければいいんだよ」
「全身こんなに苦しいのに、元気なところなんかどこにありません」というと先生は笑って、「じゃあやってみよう」と言ってその方法を教えてくれた。
そして奇跡が起こった。
僕は自分のなかに元気なところを本当に見つけてしまった。
すると身体の中に新しい感覚が芽生え、何かが変わっていった。
僕はその時の技法について言葉で表現する能力を持たない。
しかしこういう事だったのだと今は思う。
僕はそれまで自分を外からばかり見ていた。
鏡に映る自分を見るように。。
しかし先生が僕に教えてくれたのは自分の中から自分を観ることだった。
「自分の中から自分を観る」
ただそれだけで僕は変わり始めた。
それから「昨日」はたとえそれが惨めな失敗であっても僕を前に押し出す輝かしい実績に変わり、「未来」は豊かな可能性として僕の前に手を差し伸べる存在となった。
自分の中から自分を観れるようになるとこうなる。
「来るもの拒まず、去るものどこまでも追っていく」(笑)
