ケダモノのすすめ
内なる野性にしたがい日々を生きる男の独り言

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Enjoy !

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ある駅の階段を上りきったところで、外国人の中学生くらいの女の子が歩いている人達に「Enjoy !」と呼びかけていた。
ほとんどの人は無視して通り過ぎていく。
それは彼女を無視するというより「Enjoy」するということから顔を背けているという風に僕には見えた(思い込みだろうけど)。

ある時、街を娘と歩いていたら娘が突然「お父さん見て!お空がきれい!!」と言って空を指差した。本当に綺麗な夕焼け空で、思わず二人立ち止まって見入ってしまった。ふと気がつくと空を見上げているのは僕たちだけで、他の人たちは速度を緩めることもなく黙々と歩きすぎてく。僕たち二人は急流に洗われる岩のようだった(これも思い込みだと思うけど)

ずいぶん前にあるイベントで演奏した時のこと。
こういう不特定多数の人が集まる日本のイベントではありがちだが、お客さんの反応がない。僕達の実力がなかったと言われればそれまでだが、ちょっとそういうのとは違う感じがする。

演奏の途中から僕は、お客さんたちが羊に見えてきた。
もぐもぐもぐもぐ草を食みながらこちらを見ている羊たち。

以前カナダのジャズフェスティバルで演奏した時にはまるで違っていた。
空港に迎えにきてくれた人はボランティアの高校の先生だった。彼女は日本の1BOXカーの倍ぐらいある車を運転しながらいろいろな質問をしてきた。彼女は(彼女だけでなく出会った他のスタッフみんな)本当に楽しんでリラックスしているように見えた。車を降りる時、彼女はこう言った。

「Enjoy !」

演奏会場の雰囲気も日本とは大きく異なる感じがした。
確かに音楽好きの人たちが集まっているのだろうけど、積極的に楽しもうという姿勢がはっきり現れていた。
ましてその時は完全即興演奏だったので、はっきり言って踊るとかそういった音楽じゃない。どんな演奏になるのか誰にも分からない。
にもかかわらず、最後は会場中大盛り上がりになってしまった。

演奏を通じて、それぞれの人生の同じ時間を共有し、Enjoy出来たことが嬉しかった。

このカナダでの経験は大きい。

日本では楽しみ方が指示され「楽しんでよし」と許可がでない限り楽しめないような感じがする。これは何故だろう?

僕は時々、子供たちに即興演奏のワークショップをやっているのだが、ワークショップをやっていて小学三年生以上に言ってはならない禁句があることにある時気づいた。

「自由にやってごらん」

自由にやってと言うと必ずと言っていい程子供たちは周りをきょろきょろし始める。誰かの許可を求めるように。。

学校で何かが起こる。何かがなされる。

学校では「まだ足りないもっと成績を上げろ、もっと順位を上げろ」と言われ続ける。これが繰り返されると自分は不完全で不十分な存在という観念が植え付けられる。少なくとも僕の場合はそうだった。

なんでそのままで全然OK !!!と言ってあげないんだろう。

まず子供たちに教えるべきことはEnjoyしてもいいんだよということなのかもしれない。

あっ、大人の方が先か(笑)

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プロフィール

榎田竜路

Author:榎田竜路
Musician、Glocal Media Producer、真荷舟、Earth Voice Project代表社員、NPO横浜アートプロジェクト理事長、NPO映像情報士協会理事長、北京電影学院客員教授、Rainmaker Project代表、身体感覚技法追求。「野生と感性と知性を一つにして地球の未来に貢献します」

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