ケダモノのすすめ
内なる野性にしたがい日々を生きる男の独り言

清浄感


古来、日本の掃除の眼目は如何に清浄感を出すかということにあったらしい。

はたきがけは見ようによっては、ただほこりをまき散らすだけの行為と言えなくもないし、箒がけも同様だ。

しかしでは掃除機をかけた後に「清浄感」が生まれるかと言えば、そうとも言えないということ経験している人は多いと思う。

僕の経験上、「清浄感」という事に関して言えば「はたきがけ」「箒ばき」「ぞうきんがけ」に勝るものはない。

身体教育研究所の稽古会に参加しはじめた頃、掃除の仕方をの習った。掃除の仕方というより掃除を通じて「身体の使い方」を習ったと言った方がいいのかもしれない。

ちゃんと身体を使って「はたきがけ」「箒ばき」「ぞうきんがけ」をすると、不思議と自分が澄んでくる感じが起こる。

自分が澄んでくるとさらに不思議な事に掃除した部屋に清浄感が漂ってくる。

この経験は僕に大きな影響を与えている。

よく「和室は畳があるからダニやカビが発生しやすいので健康に悪い、家は全部フローリングにすべき」だなどという事を真顔で言う人がいるが僕は決してそう思わない。

そういったものを排除するのではなく共存することで我々の身体は形成されてきた。免疫も然りだと思う。

清潔を病的に求めるとそれこそ病気になっていく。
身体は強くなるように出来ている。
そのチャンスを無闇に奪うのはどうかと思う。

単に「清潔」求めるなら無菌室の中で一生を送ればいい。

試しに「箒ばき」について説明すると

出がらしのお茶っ葉をしぼり、床に播いてそれを転がすように箒を使う。床全体まんべんなく「転がした」ら最後にお茶っ葉をちりとりに掃き入れる。

箒を乱暴に扱わず、出来るだけ小さい動きで丁寧に、「シャッ、シャッ」という感じでやると、身体の中も静まってくる。

やってみると面白い!

やった事のない人は是非お試しを!!

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