若いうちは自分に無限の可能性があるように感じる。
でもその「無限性」ゆえに何もできないことが多い。
そしてそのことに悩む。
「自分が一体何をやりたいのか分からない」
大まかな方向は出るんだけど、
とくにそれを職業にするということを考えた時に絞りきることが出来ない。
それは何故かというと「能力」がないからだ。
その「能力」を磨くことをせずに「夢」ばかりみている人は結構多い。
僕にもそういう時期があった。
僕のところにも、「何かやらせて下さい」といってきてくれる人が多い。
でも僕たちが求めている人材は「こういうことが出来るのだけど」とハッキリと自分の能力を示すことができる人なのだ。
もっと言うとプロデューサー的な能力に長け、かつ応用力の高い人が必要なのだ。
僕たちに関わる若い世代の何人かは育ちつつある。
彼らの特徴は自分達の能力をはっきりと自覚しているということだ。
出来ることと出来ないことが明確なので、人と協力して物事を創り出すことが出来る。
今も、メディアアートで環境に対する感覚を世界規模で共有することを目指した新しいジャンルの映像を製作しているチームがいる。
彼らは限られた資金、時間、機材で最高のものを作ることを課せられた。
しかしこれは彼らの能力を最大限に伸ばす最高の試練なのだ。
人はこうやってしかその能力を伸ばせない生き物なのだ。
能力の無い人は迷うし悩む。
結局、「夢の職業」は自分で創り出すしかない。
