人間はいつか死ぬ。
受けたバトンを渡すのが人間のレーゾンデートルだ。
僕が死んでからも続いていくもの、
僕の子供達が死んでからも続いていくもの、
僕が生まれる前に生きていたもの達から受けついだもの。
生命は個体では存在し得ない。
この地球も、宇宙もひとつの生命体と見ることが出来るだろう。
そう考えると僕たちは無限で永遠の存在なのだと感じることが出来る。
それが愛の本質なのかもしれないと気づいた時があった。
時間が過去から未来へと流れているように観えるのは人間の性能がそうさせているのであって、本当は時間はただ偏在しているものなのかもしれない。
そんなことを考えるとバトンタッチされてから、バトンタッチするまでを全力で駆け抜けようという気になってくる。
そういう気になるように丈夫に産んで育ててくれた両親に感謝でいっぱいになるし、「幸せ」とは状態ではなく能力だと悟らせてくれた先達達に深い畏敬の念を禁じ得ない。
自分に力さえあれば、人生に限りない面白みを見いだすことが出来る。
これが嬉しい。
育ちゆくものを見出し慈しむ眼差しを真摯に磨き続けたい。
それが愛という行為なのだと子供達の寝顔が教えてくれている。
